「西尾市の医療と介護」は、愛知県在住の介護福祉士105名を対象に、愛知県在住の介護福祉士のキャリアに関する実態調査を実施しました。
調査概要
調査概要：愛知県在住の介護福祉士のキャリアに関する実態調査
調査方法：株式会社週休３日がディレクションを行っての、IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間：2024年3月1日〜同年3月4日
有効回答：愛知県在住の介護福祉士105名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
介護の仕事を始めた理由、「手に職をつけたいから」や「今後ニーズが高まる仕事だから」など
「Q1.あなたはどのようなご理由で介護のお仕事を始めましたか。（複数回答）」（n=105）と質問したところ、「手に職をつけたいから」が30.5%、「今後ニーズが高まる仕事だから」が29.5%、「働きがいを感じたから」が27.6%という回答となりました。
これまでの転職回数（就業した事業所数）、「5回以上」と「2回」が19.0%で最多
「Q2.これまでに実施した転職の回数（就業した事業所数）を教えてください。」（n=105）と質問したところ、「5回以上」が19.0%、「2回」が19.0%という回答となりました。
介護福祉士の約8割が、介護の仕事を始めた理由を、現在「達成できている」と回答
Q1で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.あなたが介護のお仕事を始めた理由は、現在達成できていますか。」（n=98）と質問したところ、「概ね達成できている」が24.5%、「やや達成できている」が55.1%という回答となりました。
約8割が、現在の介護福祉士としての働き方に「不満がある」と回答
「Q4.現在の介護福祉士としての働き方に不満はありますか。」（n=105）と質問したところ、「非常に不満がある」が12.4%、「やや不満はある」が65.7%という回答となりました。
現在の働き方に対する不満、「給与が低い」が80.5%で最多
Q4で「非常に不満がある」「やや不満はある」と回答した方に、「Q5.現在の働き方に対する不満を教えてください。（複数回答）」（n=82）と質問したところ、「給与が低い」が80.5%、「精神的な負担が多い」が48.8%、「人間関係に対する不満（同僚・上司）」が37.8%という回答となりました。
31.4%が、現在転職は検討していないが、将来「検討する可能性がある」と回答
「Q6.あなたは、現在転職活動を行なっていますか。もしくは今後転職することを検討していますか。」（n=105）と質問したところ、「現在転職は検討していないが、将来検討する可能性がある」が31.4%、「現在転職活動を行なっていないが、検討はしている」が18.1%という回答となりました。
考えている転職先、「介護業界内での転職」と「どちらも検討している」が45.5%で最多
Q6で「転職は将来的にも検討する予定がない」「わからない/答えたくない」以外を回答した方に、「Q7.転職先として考えていることを教えてください。」（n=55）と質問したところ、「介護業界内での転職」が45.5%、「どちらも検討している」が45.5%、「介護業界以外への転職」が7.3%という回答となりました。
転職や就職にあたって重視するポイント、「給与・待遇」や「働き方（休暇日数・労働時間）」などが上位に
Q6で「転職は将来的にも検討する予定がない」以外を回答した方に、「Q8.転職や就職にあたって重視するポイントを教えてください。（複数回答）」（n=55）と質問したところ、「給与・待遇」が85.5%、「働き方（休暇日数・労働時間）」が72.7%、「通勤時間」が41.8%という回答となりました。
愛知県在住 介護福祉士の働き方アンケートのまとめ
今回は、愛知県在住の介護福祉士105名を対象に、愛知県在住の介護福祉士のキャリアに関する実態調査を実施しました。
まず、介護の仕事を始めた理由としては、「手に職をつけたいから」（30.5%）や「今後ニーズが高まる仕事だから」（29.5%）などが挙げられました。次に、約8割の介護士が、介護の仕事を始めた理由を、現在「達成できている」と回答している一方で、約8割が、現在の働き方に「不満がある」と回答しています。理由として、「給与が低い」（80.5%）や、「精神的な負担が多い」（48.8%）などの不満が挙げられ、転職や就職にあたって重視するポイントとしては、「給与・待遇」（85.5%）や「働き方（休暇日数・労働時間）」（72.7%）などが上位に挙がりました。
今回の調査では、介護福祉士の現在の働き方と様々な課題が明らかとなりました。介護の仕事で目標を達成している一方で、「給与が低い」などの不満が挙げられ、転職をするにあたって、「働き方（休暇日数・労働時間）」を重視したいという声を聞くことができました。
