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自宅で家族を介護したい方必見!どんな介護サービスがある?
2023.10.25

 

自宅で受けられる介護サービスなどを知っていますか? 自宅で受けられる介護サービスがあるかなどについてあまり知らない方が多いと思います。 そんな方向けに自宅で受けられる介護サービスについて紹介したいと思いますので読んでみて下さい。 自宅で受けられる介護サービスについてすでに知っているという方も改めて確認するつもりで読んでみる事をおすすめします。 合わせて、通所などで受けられる介護サービスも紹介しますので参考にしてみて下さい。

 

 

自宅で介護を受けるとは?

老人ホームなどの介護施設に入居せず、慣れ親しんだ自宅で介護を受ける(介護する)ことです。 生活の中で何かしらの介護が必要な状態であり、身体が元気なときとは異なります。 介護をする家族にとって負担が大きくなることもあります。 日本には介護保険サービスをはじめとした、介護者の負担を軽減できる制度がいくつか存在しています。 これらの制度やサービスを活用することで、自宅での介護がよりサポートされ、安心して続けられるようになります。 そのため、自宅で利用できるサービスは積極的に活用していきましょう。

 

 

自宅で受けられる介護サービス

訪問介護

自宅介護を支える中心的なサービスは、生活援助です。 ホームヘルパーが訪問し、食事、入浴、排せつ、衣服の着脱などの身体介護や掃除、洗濯、買い物などの生活援助を提供します。 家族と同居している場合、生活援助を受けることは原則的にできません。 法律で定められた範囲内で、ホームヘルパーが行えるサービスは要介護1〜5の方が対象であり、同居家族のための洗濯や調理などはできない場合もあります。

 

訪問入浴介護

訪問入浴介護は、訪問介護と異なり、自宅のお風呂が利用できない場合やデイサービスの利用が難しい方に提供されるサービスです。 事業者が浴槽を持参し、浴室の環境や利用者の状態に応じて入浴介助を行います。入浴サービスは高齢者にとって重要な支援であり、リスク管理が重要です。 通常は看護師と介護職員3名で訪問しますが、主治医の意向を確認し、危険がない場合は、介護職員3名での訪問も可能です。 部分浴や清拭も含まれ、職員数や支援内容の変更により料金が減額される場合もあります。 このサービスは、要介護1〜5及び要支援1〜2の方が対象です。

 

訪問看護

看護師や保健師を中心に必要に応じて理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの医療従事者が自宅を訪問し、医師の指示のもとに療養上の世話やリハビリ、日常生活に対する助言を行います。 主治医の訪問看護指示書が必要で、介護職員が行う訪問介護とは異なります。 サービス内容は、症状の観察、栄養、食事の指導、口腔ケア、喀淡吸引、膀胱カテーテルの交換、褥瘡の予防や処置など利用者の状態に応じてサポートしてくれます。 要介護1〜5、要支援1〜2の方が対象となります。

 

訪問リハビリ

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などのリハビリテーションの専門職が医師の指示に基づいて自宅を訪れ、機能回復訓練を行います。 多くの場合、病院や診療所、介護老人保健施設に併設され、退院後の在宅生活をサポートします。 サービス内容は、ベッドからの離床促進、寝返り、起き上がり、歩行などの訓練やマッサージ、生活上の困難に対するアドバイス、失語症の方への機能回復訓練などが含まれます。 自宅環境の整備や助言も提供されます。 このサービスは、要介護1〜5、要支援1〜2の方が利用できます。

 

居宅療養管理指導

医師、歯科医師、看護師、薬剤師、歯科衛生士、管理栄養士などの医療系専門職が自宅を訪れ、療養上の管理や指導を担当します。 サービスの中心は、病気の予防、診断や合併症の早期発見といった医学的管理であり、訪問する専門職によって内容が異なります。 主な目的は、生活の「実態把握」と「情報提供」であり、本人や家族への助言だけでなく、ケアマネジャーへの情報提供も行います。 健康状態や生活スタイルを詳しく把握し、「服薬はしっかりと出来ているか」「食事内容はどうか」「口腔ケアは適切に行えているか」などを考慮しながら、疾患に対する助言を提供します。 要介護1〜5、要支援1〜2の方が対象となります。

 

夜間対応型訪問介護

夜間対応型訪問介護には3つの役割があります。 まず、定期巡回では、夜間に決まった時間にヘルパーが訪問します。 オペレーションサービスでは、利用者の通報に応じ、体調不安などに対応します。そして、随時訪問では通報を受け、緊急時に都度訪問します。 利用者には緊急通報時に使用するケアコール端末が配布され、2016年からは日中もオペレーション対応が可能になりました。 通常の訪問介護やデイサービスと組み合わせることで、24時間体制の在宅介護が実現します。 このサービスは、要介護1〜5の方が対象で、要支援の方は利用不可です。

 

定期巡回・随時対応型訪問介護看護

訪問介護と訪問看護を密接に連携させ、24時間体制の訪問介護、訪問看護サービスを提供します。 利用者にはケアコール端末が貸し出され、緊急通報時にオペレーターが対応します。 基本的なサービス内容は、定期的な「定期巡回」、24時間対応の「随時対応」、専門職が臨時で駆けつける「随時対応」です。 日中のサービスが必要な方や医療的ニーズを持つ方にとっては、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」が適している場合もあります。 このサービスは、要介護1〜5の方が対象で、要支援の方は利用できません。

 

 

通所で受けられる介護サービス

ディサービス(通所介護)

通所介護は、利用者が施設に通い、日中に食事や入浴、機能訓練などの介護サービスを受ける施設です。 主な目的は利用者の心身機能の維持であり、様々な生活支援サービスが提供されます。 通所介護を利用することで、他の利用者やスタッフとのコミュニケーションが取れ、他者とのつながりを感じる機会も生まれます。

 

通所リハビリテーション(デイケア)

通所リハビリテーション(デイケア)は、介護老人保健施設、病院、診療所などに通い、機能回復訓練を受けるサービスです。 日常生活上の支援として食事、排泄、入浴や歩行訓練、体操、住宅改修、福祉用具のアドバイス、看護職員による健康チェックも受けられます。 医師の指示のもとで利用するため、施設の選択には担当の医師やケアマネジャーとの相談が必要です。

 

 

宿泊で受けられる介護サービス

短期入所生活介護(ショートステイ)

一時的に自宅でのサービス利用が難しい場合、短期間の間、介護施設に入所することがあります。 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)などで、入浴や排泄、食事などの介護や機能訓練を受けられます。 介護者である家族は一定期間介護から手を離せ、介護疲れの休息(レスパイトケア)としても利用可能です。 家族の病気、冠婚葬祭、出張などで一時的に介護が難しい場合にも役立ちます。

 

短期入所療養介護(医療型ショートステイ)

一時的に自宅でのサービス利用が難しい場合、短期間、介護老人保健施設などに入所して看護や機能訓練などが受けられます。 このサービスは短期入所療養介護と呼ばれ、利用者が医療を必要とするか否かで短期入所生活介護(ショートステイ)との違いがあります。 医療ケアが充実しているため、短期入所療養介護は医療型ショートステイとも呼ばれています。 連続利用日数はどちらも30日が限度となっています。

 

 

地域密着型サービス

認知症対応型通所介護

認知症対応型通所介護は、認知症の利用者を対象にした専門的なケアを提供するサービスです。 通常の通所介護では認知症の方にとって難しい対応や環境への適応が求められることがありますが、認知症対応型通所介護では、その特有のニーズに焦点を当てた専門的なサポートが可能です。 日常生活上の支援や生活機能向上のための機能訓練、口腔機能向上サービスなどが提供され、利用者は日帰りでこれらのサービスを受けることができます。

 

小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護は、ひとつの事業所で「介護スタッフの訪問」「高齢者の施設通い」「高齢者の施設宿泊」の3つのサービスを提供する形態です。 様々な介護サービスを組み合わせることで、要介護度が上がっても高齢者が「在宅で生活を続けられる」ようにすることが小規模多機能型居宅介護の主な目的です。 一つの事業所の登録定員は29人で、通いの場合は1日あたり概ね18人以下、泊まりの場合は概ね9人以下とされています。

 

認知症対応型共同生活(介護グループホーム)

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、認知症の利用者を対象とした専門的なケアを提供するサービスです。 この形態では、ひとつの共同生活住居に5〜9人の少人数の利用者が、介護スタッフとともに共同生活を送ります。 小規模なため、なじみやすい環境をつくり、認知症の人が比較的安心して生活できるように工夫されています。 共同生活を通じて、日常生活の援助と機能訓練を行い、本人が可能な限り自立した日常生活を送ることが目標とされています。

 

看護小規模多機能型居宅介護

看護小規模多機能型居宅介護は、「通所介護(デイサービス)」「訪問介護」「短期入所(ショートステイ)」の3つの介護サービスに「訪問看護」の機能を組み合わせ、看護と介護をまとめて受けられるサービスです。 基本的には小規模多機能型居宅介護をベースにしており、医療的ケアが必要な場合に特に適しています。

 

 

まとめ

今回は、自宅で受けられる介護サービスなどについて詳しく紹介しました。 自宅で受けられる介護サービスについて知りたかった方は参考になる内容が多かったのではないでしょうか。 自宅以外でも受けられる介護サービスもありま 紹介した内容を参考にして自宅で受けられる介護サービスに関する知識を深めて下さい。